毎日の楽しみ

みなさんがコーヒーを飲めるようになったのは、いつ頃でしょうか。
学生のころ、背伸びをして頼んだ一杯。
社会人になり、眠気覚ましに飲み始めた一杯。
あるいは、誰かにもらった甘い缶コーヒーがきっかけだったかもしれません。
私はというと、ありきたりですが社会人になってからです。
ちょうどカフェブームも重なり、気がつけば自然と飲めるようになっていました。
今回は、身近な存在でありながら実はあまり知らなかった「コーヒー」について、少しお話ししたいと思います。
実はコーヒーには、さまざまな種類があります。
代表的な豆の品種は、大きく分けて「アラビカ種」と「ロブスタ種」の2種類です。
《アラビカ種》
高地栽培、香りが豊かでバランスの良い味わい
流通量も多く、品質の高いコーヒーとして広く親しまれています。
《ロブスタ種》
低地で栽培され、病気に強く、カフェイン多め
苦味が強いので、アイスコーヒーやインスタント、缶コーヒーの原料としてよく使われています。
さらに、コーヒーは産地によっても味わいが異なります。
たとえば
《ブラジル産》
ナッツのような香ばしさ、穏やかな苦味、バランスの取れた味わい
《コロンビア産》
甘みとコクがあり、飲みやすい
《エチオピア産》
フルーティーで華やかな香り
同じアラビカ種でも、育つ土地の気候や土壌によって個性が生まれるのです。
さらに、焙煎度によっても味の印象は大きく変わります。
《浅煎り》はフルーティーで軽やか。
《中煎り》は酸味と苦味のバランスが良く、飲みやすい味わい。
《深煎り》は苦味とコクが際立ち、しっかりとした余韻を楽しめます。
抽出方法やお湯の温度によっても味は変化します。こうして見ると、コーヒーは実に奥深い飲み物だと感じます。
実は、私がコーヒーを本当に「おいしい」と思えるようになったのは、40歳を超えてからでした。
あるコーヒーチェーン店で開催されたセミナーに参加する機会があり、さまざまな種類のコーヒーを実際に飲んで味わいました。
そこで初めて、産地や焙煎による味の違いをはっきりと感じることができたのです。
以前は、酸味のあるコーヒーが苦手でした。ところが、セミナーで正しい淹れ方を学んで実践すると、
それまで嫌だと思っていた酸味は豆の性質ではなく、入れ方の影響だったことに気づきました。
豆自体はフルーティーで心地よい味わいなのに、注ぎ方や温度が違うだけで「酸っぱい」と感じていたのです。
それまでは、正直どれも同じ味に思えていましたし、安価なインスタントで十分満足していました(今もですが)
その経験をきっかけに、自分の好みの味も知ることができました。
何歳になっても新しい発見や学びに出会えるのは嬉しいものですね。
同じ豆でも、挽き目や温度、注ぎ方で味は変わります。
ほんの少しの違いが結果を左右するなど、どこか仕事にも通じるものがあると感じています。
今日も一杯のコーヒーから一日が始まります。
あの頃はただ苦いだけだと思っていた味が、今では毎日の小さな楽しみになっています。
ぜひ週末に、いつもより少しだけコーヒーにこだわって飲んでみませんか?

オニイトマキエイ








