知っていますか?’’厚生年金の適用拡大’’

先日の新聞記事の一面に上記の文言が大きく載っていました。その内容というものは、次の通りです。

 

現在『従業員101人以上の企業』(10月からは51人以上)としている厚生年金の加入条件について、政府は撤廃する方向で考えているというものです。

 

 厚生年金の主な加入対象者は現在、次のようになっています。

  1. フルタイムで働く会社員
  2. パートやアルバイトといった短時間労働者

(イ)『従業員101人以上の企業で週20時間以上働き、月収88,000円以上の人』

(ロ)『100人以下の企業で通常週30時間以上働く人』

 

 

現在の規模条件を撤廃した場合には、中小企業の多くで、厚生年金の加入者が増加すると見込まれます。

単に加入者が増加するというだけでなく、パートや短期労働者側では厚生年金保険料分だけ、給料の手取り額が減ることになります。また会社側にとっても保険料の負担額が増加し、経営の負担増につながっていくことは間違いありません。

 

現在、様々な物の値上りが企業経営を圧迫していますが、来年以降、更に厚生年金保険料の増加も視野にいれながら、企業経営をしていかなければならなくなりそうです。

 

コストアップにどう対応していくのか?

企業経営者につきつけられた大きな問題ではないでしょうか?

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