今中小企業を悩ませている問題のひとつに、人手不足があります。
『人さえいれば、仕事が獲れるのに』という言葉を様々な中小企業の経営者から聞きます。
人手不足の原因は、やはり少子化が一番の要因であることは間違いありません。
出生数で見るとピークである1973年の209万人から、2005年の106万人とピーク時のほぼ半数になっています。
また生産年齢人口(15才~64才)もピーク時の8716万人から、2025年時点では1300万人以上も少ない7354万人になっています。
この傾向は今後も続き、人材難が本当に厳しくなるのは2030年代にはいってからと言われています。
このような状況下で、中小企業が取るべき対策は何があるのでしょうか?
そのひとつとして考えられるのが既婚女性や高齢者の積極採用ではないでしょうか?また外国人労働者の採用や、
省力化の為のAIの活用も選択肢に入ってくるかもしれません。
これらの人達を採用していく為には受入側である会社もそれ相応の体制を構築する必要があります。
ハード面だけでなく労働環境などのソフト面の充実も求められます。
人の問題は、待ったなしに進行しています。これからの経営の最重要課題として本腰で取り組んでいかなければ、
いけないのではないでしょうか?